東京株式(前引け)=物色意欲旺盛で寄り後に一段高

 27日前引けの日経平均株価は前日比140円高の1万370円と続伸。前場の東証1部の売買高概算は19億7952万株、売買代金概算は8464億円。値上がり銘柄数は1157、値下がり銘柄数は402、変わらずは137銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は買い優勢でスタートし、寄り付きに日経平均株価は1万295円をつけ3月27日の年初来高値1万255円を更新した。その後も買いは続き、10時過ぎからは1万300円台後半の狭いレンジで頑強な展開となった。為替市場で対ドル、対ユーロともに一段と円安が進行、足もとは1ドル=85円80銭近辺、1ユーロ=113円50銭近辺で推移しており、これが全般買い安心感につながっている。前日の米国株市場では引き続き「財政の崖」への懸念から、NYダウが3日続落と軟調だったが、ここ東京市場では安倍新政権が打ち出す経済政策への期待と、円安進行を拠り所に米国株離れの動きにある。東証1部の騰落レシオが直近で140%を超えるなどテクニカル的には過熱感が意識されているが、前日、新首相に就任した安倍自民党総裁は就任後の記者会見で、「デフレ脱却が政権の使命」ということを強調しており、これが全般株式市場にとっても強力な手掛かり材料となっているようだ。
 個別にはオリコ、アイフルなどノンバンクが商いを伴い買われ、みずほなどメガバンクや野村HDなど証券株も高い。トヨタ、ホンダ、日産自など自動車も上昇、ファナック、パナソニックなども買いが先行した。半面、シャープが軟調、アイロムHDも安い。前日急騰したアーネストワン、東栄住宅などは大幅反落となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)