日銀の金融緩和期待持続で、ドル円27カ月ぶり高値

「財政の崖問題」協議再開へ
昨日の海外時間には、引き続き日本が金融緩和を強力に推し進めるとの期待感から全般的な円売りが強まって、ドル円は2010年秋以来の水準まで上昇しました。

欧州時間は、主要市場がボクシングデー(クリスマス翌日の休日)で休場だったため小動きでした。

NY時間にはいると、東京時間に公表された日銀金融政策決定会合議事録で委員の一人がFRBのような予め期限を定めない資産買入れに言及したことがわかったことなどから、今後の日銀の金融緩和に対する期待感が高まって全般的に円売りが強まりました。その結果ドル円は昨年4月の高値を上抜けて一段高となって、2010年9月以来約2年3か月ぶりの高値を示現しました。

一方米「財政の崖問題」を巡っては、オバマ大統領と議会の協議が27日にも再開されるとの報道を受けて、危機感がやや後退したことで、リスク回避のドル買いが弱まる形で全般的にドルも売られました。

きょう未明の会見で甘利経済財政政策担当相が「日銀にはできることがまだある」「政府がもっている危機意識を共有してもらいたい」などと述べたこともあって円売りが一段と進んでいます。

今日の海外時間には米・新規失業保険申請件数、米・12月CB消費者信頼感指数、米・11月新築住宅販売件数の発表があるほか、オバマ大統領がハワイからワシントン戻って「財政の崖問題」の協議が再開される予定です。