NECが9カ月ぶり新高値、業績回復期待で見直し買い加速

 NEC<6701.T>が3日続伸。ここ上昇歩調を一気に強め、今年3月19日の年初来高値175円を9カ月ぶりに上抜き新値街道に突入した。通信、IT機器の展開力で今なおトップクラス、官公需にも強い日本を代表する企業だが、長きにわたる業績低迷を映して株価は電機セクター大手の中で今なお最安値水準にある。しかし、ルネサス問題が官民合同支援でまとまり、今期業績も経常利益段階で7割増益の700億円を見込むなど業績回復色が鮮明となっていることで、ここ見直しの動きが加速している。「構造不況がいわれるシャープやパナソニックなどの民生機器メーカーでさえ、急速な戻りに転じる中で、内需の通信インフラで業績回復が見込め、今期最終黒字化、復配を見込む同銘柄の相対的な安値に機関投資家も目を付け始めた」(準大手証券エクイティ部)という指摘も。株式需給面でも滞留出来高で最も戻り売り圧力の大きかった155~165円の価格帯を突き抜けたことで、上げ足が軽くなってきているようだ。

NECの株価は12時37分現在179円(△7円)。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)