<私の相場観>=外為どっとコム総合研究所・調査部研究員 ジェルべズ久美子氏

 為替相場は、安倍新首相の経済政策による「アベノミクス」に対する期待感に乗る状況が生まれている。すでにドル円相場には勢いがついており、当面は円を積極的に買い戻す要因は見当たらない。安倍新政権は日銀に圧力をかけながら金融緩和を迫る姿勢を維持するだろう。このなか、来年1月21~22日の日銀金融政策決定会合までは、ドル高・円安基調は続くとみている。

 もうひとつの注目点である、米国の「財政の崖」問題も新年に持ち越される可能性は小さくないだろう。

 ドル円相場は、当面の上値のメドとなっていた2011年4月につけた1ドル=85円53銭を抜いてきた。次のターゲットは2009年1月の87円10銭が視野に入る。来年1月下旬までに1ドル=87円近辺への円安はあってもおかしくないだろう。

 ユーロドル相場は、ユーロ高を予想しており2月高値の1ユーロ=1.3486ドル近辺も想定している。豪ドルは、1豪ドル=90円を超える豪ドル高・円安を視野に入れている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)