午後:債券サマリー 先物は3日続落、円安・株高の動きを警戒

 27日の債券市場では、先物中心限月3月限は大幅に3日続落。先物は後場に入り、一時、143円50銭割れまで下落した。現物債市場では超長期債の20年債利回りは1.760%と4月6日以来の水準に上昇した。
 この日の債券市場の下落は、麻生太郎副総理兼財務・金融担当相が「2012年度の補正予算は新規国債44兆円枠にこだわらない思い切った規模とする」と発言し、為替の円安が進行した要因が大きい。国債増発に関しては「44兆円を5兆円程度上回るのでは」(債券アナリスト)という見方が出ている。安倍新政権の経済閣僚に関しては「ベテランが多く市場の反応を確かめながら落ち着きどころを探るのだろう」(同)と予想する声がある。
 先物3月限は143円60銭で始まり、高値は143円72銭、安値は143円48銭、終値は前日比16銭安の143円50銭。出来高は3兆4405億円だった。10年債の利回りは前日から0.015%上昇の0.800%、20年債は同0.015%上昇の1.760%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)