調整はまだ先か

調整はまだ先か
ドル/円は今月12日に83円台に乗せると、その後はローソク足がボリンジャーバンド2シグマ上限を押し上げながら上昇。

27日の東京市場で2010年9月以来となる85.87円を記録した。

足下の相場を見ると、先週21日に発表されたシカゴマーカンタイル取引所(CME)の国際通貨市場(IMM)の円先物では、円はネットで89163枚のショートとなり、2007年7月以来の高水準を記録した前週(94401枚のショート)よりわずかに減少したとはいえ、依然として円売りポジションが積み上がっている事が明らかとなった。

昨年高値(85.53円)を突破したこともあり、市場では高値警戒感が漂っているものの、これだけで相場が天井を付けたとの確認材料にはならない。

このため、上昇の流れは未だ続いていると考えた方がよさそうだ。

もし85.97円(2011年安値75.32円-2012年3月高値84.17円の値幅を、2012年9月安値77.12円に加えた値)を突破できれば、短期的には87-88円処(2008年安値87.11円や、2010年3月高値88.12円などが位置)に向けた一段高も想定される。

なお、その流れが途切れるとすれば、今月12日の上昇後引値では一度も下回っていない6日線(本稿執筆時点では84.93円)を維持できなくなった時であろう。