<マーケットアイ>=主力株に怒涛の資金流入、ターゲットは金融、自動車(1)

 きのう27日の東京株式市場は買い先行でスタートし、寄り付きに日経平均株価は3月27日につけた年初来高値1万255円を9カ月ぶりに更新した。その後、前場は1万300円台後半の狭いレンジで頑強な展開となり、後場やや伸び悩んだものの終始堅調で、継続的な実需買いが利益確定の売りを飲み込む形となっている。

 NYダウは軟調だったが、東京市場はこれに対しても「見えないフリ」を決め込んだ。NYダウが調整している間も東京市場は上値追い態勢を継続、米国株離れの様相を強めている。

 現在、東証1部の騰落レシオが140%を超えるなどテクニカル的にも過熱感が意識されているのは事実だ。本来ならば調整を入れてしかるべき局面だが、そうならないのは相場の大転換の初動を暗示する、という見方もある。

 東京市場では安倍新政権が打ち出す経済政策への期待と、堰を切ったような円安進行を拠り所に上値指向を強め、一方で売買代金も着実に水準を膨らませるなど、金融相場の色彩が強まってきた。

 それを支えるのは東京市場の売買シェアで6~7割を占める外国人投資家の存在である。外国人は11月中旬以降、突如、日本株に買い攻勢を開始した。これは野田前首相が衆院解散選挙の日程に言及したところから始まるが、ちなみにそこから12月第2週までで、累計買い越し額は1兆1336億円に及んでいる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)