大納会の株式相場見通し=円安で買い意欲継続、異例の外国人買いが支え

 28日・大納会の東京株式市場は、引き続き堅調な推移が予想される。依然として外国為替市場で、対ドルや対ユーロで円安傾向が継続していることに加えて、安倍晋三新首相が、大胆な金融緩和策や機動的な財政出動を実施する方針を改めて示したことから、先高への期待感が強まっている。27日の米国株式市場は4日続落し、NYダウが前日比18ドル安の1万3096ドルとなった。しかし、外国為替市場では、円が対ドルで、2年4カ月ぶりの1ドル=86円台、対ユーロで1ユーロ=114円台と円安が加速している。
 27日の東京株式市場は買い優勢で、日経平均株価の終値は、前日比92円高の1万322円と3日続伸した。また、年末にも関わらず東証1部の売買高は34億株と異例の高水準を持続している。
 この背景には、例年クリスマス休暇から年末に掛けて参加者が減少する海外投資家(東京市場の売買シェアで6~7割を占める)からの大幅な買い越しが持続しているためだ。国際分散投資の中で、これまで、減少させてきた日本株比率を復調させようという動きが活発化している。
 日程面では、11月鉱工業生産指数、11月全国消費者物価指数、11月家計調査、11月労働力調査・有効求人倍率、11月商業販売統計など複数の重要経済指標が発表される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)