午前:債券サマリー 先物は4日ぶり反発、20年債は8カ月半ぶりの利回り水準に

 28日午前の債券市場では、先物中心限月3月限は4日ぶりに反発。米国「財政の崖」問題への不透明感もあり米国市場で債券が買われたほか、債券市場の下落で利回りが上昇し値ごろ感の買いも指摘されている。20年債利回りは1.765%と4月上旬以来、8カ月半ぶりの水準に上昇している。
 27日の米国10年債は1.740%と前日に比べ0.02%の下落。「財政の崖」問題でリード上院院内総務が「米国は財政の崖から転落しそうだ」と発言したことから、先行き不安が台頭。安全資産とされる債券市場には買い材料となり、利回りは低下した。また、国内では前日まで先物市場が4日続落、超長期債の利回りも上昇するなど値ごろ感が出ている。市場からは「利回りは上昇してきておりこの水準から買いが入ってくるかがポイント」(アナリスト)との見方が出ている。
 午前11時の先物3月限の終値は前日比9銭高の143円59銭だった。出来高は1兆3487億円。10年債の利回りは前日比変わらずの0.800%、20年債は同0.005%上昇の1.765%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)