東京株式市場(前引け)=主力大型株を中心に買い優勢続く

 28日前引けの日経平均株価は前日比80円高の1万403円と続伸。前場の東証1部の売買高概算は17億3030万株、売買代金は7897億円。値上がり銘柄数は793、値下がり銘柄数は740、変わらずは147銘柄だった。
 為替市場で引き続き円安が進行、足もとは1ドル=86円40銭近辺、1ユーロ=114円40銭近辺でもみ合っており、これを受けて景気敏感の大型株などを中心に買いが優勢だ。株価指数先物を経由した上昇効果も観測されている。ただ、米国では「財政の崖」を巡る与野党協議が年内決着が難しくなっていることで、前日の米国株市場ではNYダウが引けは小幅安まで下げ渋ったものの、一時150ドル程度下げるなど不安定で、東京市場でもこの問題の着地点を見極めたいという思惑がある。また、東京市場はテクニカル面でも目先的には過熱感が意識されており、一部手仕舞い売りも出て上値は重くなっている。
 個別には野村HDが大商いで引き続き堅調なほか、トヨタ、ホンダ、キヤノン、ファナック、東芝など輸出主力株が円安を背景に買われている。また、低位では蛇の目、エンシュウなどが値を飛ばしている。半面、東電、関西電、北海電など電力株が安く、アーネストワン、飯田産業なども大幅安となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)