<私の相場観>=岩井コスモ証券・投資調査部副部長 有沢正一氏

 当面は、安倍新内閣の顔ぶれや、新閣僚が示すであろう政策実行に向けての具体的な展望などを眺めながら、政策期待に支えられた堅調な展開が期待できそうだ。騰落レシオなど、一部ではテクニカル面での過熱感を示唆するような指標も出始めており、短期的なスピード調整を交えながらも、補正予算など政策が具体化してくるにつれて関連銘柄を探すような動きが活発化するだろう。

 海外では、「財政の崖」問題を巡る米国金融市場の動向が注目を集めることになりそうだ。中でも、ドル・円相場の反応は日経平均の戻りの幅を大きく左右することになるだろう。
 長く続いた円高から円安方向に中長期的なトレンドが方向転換するのかどうか占う意味でも、年末年始の円相場の動向は重要な意味を持つようにも思われる。

 政局が大きく動いたことで、にわかに活気付いた年末の株式相場だが、年明け以降も、2013年に起こりうる日本経済の変化を買うような動きが続きそうだ。政策関連を筆頭に、新年の投資テーマを探るような動きも活発化してくることだろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)