<株式トピックス>=2013年・巳年相場は?

 新年2013年の相場は果たしてどうなるのか。相場格言では「辰巳天井」となっており、あまり芳しくない。しかし、これは「相場の転換点を意味するもの」とかなりプラス思考の見方もある。過去の巳年相場を振り返ると、84年前のNY株価大暴落による1929年の世界大恐慌、72年前は1941年の真珠湾攻撃、60年前は1953年のスターリン暴落、48年前は1965年の証券不況、24年前は1989年で、大納会で日経平均株価が3万8915円の史上最高値を付けてバブル経済が崩壊に向かった。これだけ見ると、さすがに「辰巳天井」の神通力は絶大で、目の前が真っ暗になってしまう。
 ただ、東証が再開した1949年以降の日経平均株価の年間騰落率を見ると、1953年は4.2%上昇、65年は16.5%上昇、77年は2.5%の下落、89年は29.0%の上昇、そして前回の2001年は23.5%の下落となり、勝利率は3勝2敗と勝ち越している。ただ、平均騰落率は4.7%の上昇で、十二支の中では第9位と下位グループに入ってしまう。
 しかし、89年は、その後下落したものの、30%近い上昇を示し、65年も7月12日に日経平均株価1020円で証券不況の中で株価は歴史的な大底を付けて反転上昇に転じている。
 それに干支には関係ないが、当時の小泉純一郎首相が例の「郵政選挙」に打って出て、今回と同じように衆院選で圧勝し、自民・公明で320議席以上を獲得した2005年(年間騰落率40.2%)との為替や景気動向、社会情勢での類似点の多さも指摘しておきたい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)