米「財政の崖問題」に進展なしで、リスク回避の動き

時間切れ迫る中交渉続く
金曜日の海外時間には、米長期金利が低下したことからドル売りが強まる場面もありましたが、米「財政の崖問題」に進展が見られなかったことからリスク回避の動きで各国株価が下落し、ドルと円が買われました。

欧州時間、米国の「財政の崖問題」の不透明感が続く中、発表されたフランスのGDP確報値が下方修正されたことやイタリア国債入札で落札利回りが前回よりも高くなったことなどから欧州株が下落し、リスク回避の動きが強まり、ユーロドルは1.3160台まで、ユーロ円は113.30円付近まで、ドル円も85.90円台まで下落しました。しかしドル円は86円割れでは買いが優勢で、ほどなくして86.30円台まで反発しました。

NY時間にはいると、米長期金利が一段と低下したこともあってドル売りが強まって、ユーロドルは1.3230台まで反発し、ドル円は再び86円割れとなりました。

NY時間午後にはいっても、米「財政の崖問題」で進展が見られないことからNYダウが大幅安となりましたが、為替市場は各通貨ペアとも膠着状態となりました。

週明けの東京時間早朝には、リード米民主党上院院内総務が「「財政の崖」回避に向け合意するには、与野党は大きな見解の相違を解消する必要がある」などと述べたことからリスク回避の円買いが強まって、ドル円が85.60円台まで、ユーロ円が113.20円台まで下落する場面がありました。

今日の海外時間には目立った経済指標などの発表はありませんが、引き続き、米大統領、民主党、共和党の間で「財政の崖」回避に向けた協議が行われる見込みです。