“Sell The Fact”(事実で売れ)の動き

株式市場大幅高も為替は利食い優勢に
昨日は、米議会が「財政の崖」回避法案を可決したことから株式市場は大幅高となってNYダウは12月の高値を一気に上抜けました。しかし為替市場では“Sell The Fact”(事実で売れ)で利食いの動きが強まって、ドルと円が買い戻されました

欧州時間は、東京時間に米議会が「財政の崖」回避法案を可決したことを受けて欧州株が大幅高となったことを受けてリスク選好の動きが強まりました。しかし為替市場ではすでにドルと円が大きく売られていたことから底堅い推移ではありましたが、レンジを拡大するような動きにはならず、むしろ利食いの動きが優勢となりました。東京時間終盤に87.30円台まで上伸していたドル円は、その後86.90円台まで反落しました。一方ユーロドルも、欧州時間序盤に1.3290台をつけたあと1.3230台まで下落し、ユーロ円も115.90円台から115.10円台まで下落しました。

NY時間にはいると、欧州株が高値を更新する動きとなったこともあって一旦ユーロ買いが強まりましたが、高値を更新する動きにはつながりませんでした。その後ロンドン・フィキシングにかけて大口のユーロ売りがはいったことからユーロドルは急落、東京時間の安値を割り込むとストップ・ロスも巻き込んで1.3150台まで下げ幅を拡大しまし、ユーロ円も114.50円台まで下落しました。この間ドル円は87.20円台まで反発したあとは小動きとなっています。

東京時間に入ってからは、全般的にドル買いが強まって、ドル円は87.30円台の昨日の高値を試す動きとなる一方、ユーロドルは1.3120台まで下げ幅を拡大しています。

今日の海外時間には英・12月ネーションワイド住宅価格、スイス・12月KOFスイス先行指数、独・12月雇用統計、英・12月建設業PMI、米・12月ADP民間雇用者数、米・新規失業保険申請件数の発表が予定されています。