東京株式(前引け)=為替の円安進行、米株高追い風に高値圏で頑強

 4日前引けの日経平均株価は前週末比270円高の1万666円と前年から引き継いで5日続伸。前場の東証1部の売買高概算は18億5771万株、売買代金は1兆291億円と高水準。値上がり銘柄数は1525と9割の銘柄が上昇、対して値下がり銘柄数は126、変わらずは44銘柄だった。
 2013年の大発会は、大きく買い先行でスタートした後も断続的に買いが流入している。寄り後早々に1万700円台を付けたのちは若干伸び悩んではいるものの、物色意欲は旺盛だ。年明けの相場で最大の不安材料となっていた米「財政の崖」問題もギリギリで回避され、これを受けて2日の米国株市場が急騰、リスクオンの流れが一気に強まった。また、東京市場のもうひとつの上昇エンジンである為替市場での円安も一段と進行している。足もとは1ドル=87円60~70銭、対ユーロでは1ユーロ=114円20~30銭と円安水準でもみ合っており、輸出株などを中心に買い安心感を与えている。このほか、昨年に引き続き日銀の追加緩和期待や安倍政権下での公共投資拡大などの政策に対する思惑も主力株への買いを誘っている状況だ。ただ、東証1部の騰落レシオが大納会終値時点で140%を超えており、目先的な過熱感もあるほか、週末ということもあって上値では利益確定の売りも出ている。
 個別にはアイフル、トヨタ、野村HDなどが商いを伴い大幅高、ファナックも急騰した。三菱UFJなど大手銀行株も買いを集めている。半面、シャープが軟調、ポイントが売られ、蛇の目、板硝子なども値を下げた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)