13年・期待の相場テーマ<1>=消費増税駆け込み需要関連、住宅、旅行、会計ソフトなど(1)

 安倍晋三首相は、2014年4月からの消費増税実施に関して「デフレが続くことになれば、消費税を上げる環境ではない」と、景気回復が前提との認識を強調している。しかし、一方で日銀が1月の次回金融政策決定会合で2%の物価目標を導入しない場合、日銀法を改正することを明言している。また、石破茂幹事長は、消費増税に関連し生活必需品について軽減税率の導入を検討すべきだとの考えを示した。これらの発言は消費増税への強い意欲と受け止めることもできる。

 過去の消費税増税の際の株価の反応はどうだったのか。消費税が導入された1989年4月(税率3%)と、税率が引き上げられた1997年4月(3%から5%)の増税直前と直後それぞれ6カ月間の平均TOPIX(月末値の平均)を比較すると、89年はプラス8.7%、97年はプラス1.4%と、ともに株価は上昇した実績がある。

 住宅取得にかかる増税が避けて通れないとすれば、1997年の3%から5%に消費税が上がった時に、どのようにして駆け込み需要が起きたかを振り返ることが今後の動向を占う一つの判断材料となる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)