13年・期待の相場テーマ<1>=消費増税駆け込み需要関連、住宅、旅行、会計ソフトなど(2)

 1997年4月に消費税を5%に引き上げることが決定したのは1994年9月であり、その2カ月後の11月に法案が可決された。そして、実際に駆け込み需要が起きたのは税率引き上げ1年前の1996年であり、着工戸数が前年比15.6%アップの64万戸に達した。消費税を5%から10%に引き上げた場合、3000万円の物件なら消費税分が150万円値上がりすることになる。この金額は住宅における水回り一式の金額に相当する。

 積水ハウス<1928.T>は、環境配慮型住宅(グリーンファースト)の拡販を柱とする「グリーンファースト戦略」を引き続き推進している。13年1月期の連結業績予想は、売上高1兆6200億円(前期比5.8%増)、営業利益850億円(同19.9%増)としている。
 
 大和ハウス工業<1925.T>は、計画最終年度である14年3月期には売上高2兆円、営業利益1200億円の達成を目指す。さらに、12年5月から、CO2(二酸化炭素)排出量を最大約50%削減可能な次世代環境配慮型店舗「ディーズ スマート ストア」の実証実験をスタートしている。

 住宅リフォーム需要では、やはりTOTO<5332.T>に注目。新発売したウォシュレット一体型便器やシステムバスルーム、洗面化粧台なども好調に推移している。13年3月期の連結業績予想は、売上高4710億円(前期比4.0%増)、営業利益210億円(同11.8%増)と見込んでいる。

 次に注目したのが海外旅行だ。エイチ・アイ・エス<9603.T>の12年10月期通期営業利益は、113億1600万円(前の期比20.3%増)となり、13年10月期予想は150億円(前期比32.5%増)と大幅増益を予想している。海外旅行者数の増加や昨年の東日本大震災の影響により落ち込んだ旅行需要の反動もあり、順調に推移した。下期は、足もとで夏季の予約が堅調に推移していることを織り込んだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)