<クローズアップ>=悪質化する偽造キャッシュカード犯罪、対策関連銘柄に関心(2)

 さらに今月18日には、新生銀行の自由が丘出張所(自由が丘コンサルティングスポット)と上野支店(上野フィナンシャルセンター)のATM各1台にスキミング機器などが不正に設置・回収され、その間にATMを利用した顧客の口座からキャッシュカード番号や暗証番号などの情報が不正に取得、偽造されたキャッシュカードによって海外ATMを通じ不正に出金が行われている。

 不正取得の可能性が懸念されるカード枚数は130枚(うち新生銀行キャッシュカード71枚)で、先月18日時点で被害者30人で被害総額641万7129円にものぼり、すべてがカンボジアで出金、NTTデータの銀行システム不正利用時の現金50万円より遥かに犯罪が巨大化しており、犯罪防止へ向けた対策は急務となる。

 カードの偽造防止へ向けた取り組みでは、バイオメトリクス認証(生体認証)対応キャッシュカードの普及や店舗内での警備体制の強化が重要視される。しかし、生体認証対応カードについては発行を希望する顧客に限り有料で発行する金融機関が大半であり、多くが旧来型の磁気カードを利用している。今後は生体認証対応カードの義務化など大胆な対応が急務となりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)