「円安」から「ドル高」に

「円安」から「ドル高」に
昨年末にかけてのドル/円の上昇は、アベノミクス(デフレ・円高対策)への期待による日本発の「円安」という面が強かったが、年明け以降は米国発の「ドル高」が上昇を加速させている。

年始早々に、米議会が「財政の崖」転落を土壇場で回避したのに続き、12月ADP全国雇用者数が強い結果となったほか、FOMC議事録で量的緩和の早期縮小観測が台頭した事から、ドル/円は4日の東京市場で2010年7月以来の高値となる87.83円まで上昇しており、本日の米12月雇用統計(22:30)がさらなる「ドル高」材料となるか注目される。

米12月雇用統計については、昨日のADP全国雇用者数をはじめとする先行指標が軒並み良好な結果となった事から、事前予想(失業率7.7%、非農業部門雇用者数15.3万人増)以上の強い結果となる可能性もありそうだ。

ただ、昨日のNYダウ平均がFOMC議事録を受けて下落に転じた事を考えると、雇用統計の改善が一段の量的緩和縮小観測につながり、株安が「円安」の流れを阻んでしまう可能性もある。

米雇用統計発表後の株価や長期金利の動きにも注目しておきたい。