来週の為替相場見通し=88円前後での値固めか、米景気動向に関心集まる

 来週の東京外国為替市場は、1ドル=88円前後での一進一退となりそうだ。予想レンジは1ドル=87円30~89円20銭、1ユーロ=113円50~115円50銭。米国「財政の崖」は課題を残しながらも、当面の危機は回避された。足もとでは米国景気の回復期待が強まっているほか、2013年度末までに米国で量的緩和が見直されるとの観測も浮上している。このなか、相場を巡る状況は「円売り」による円安から「ドル買い」による円安へと徐々に変わっている。この日発表の米雇用統計が良好なら、より一段のドル高が進む可能性はある。ただ、12月は1カ月間で7円前後の円安が進行しており、いったんは円買い戻しが入ってもいい水準にある。ドル円相場は1ドル=90円を意識しながらのもみ合いとなりそうだ。注目される主な経済イベントは8日のユーロ圏11月失業率、10日の欧州中央銀行(ECB)理事会、11日の日本の国際収支、米11月の貿易収支、米12月の輸入物価など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)