東京株式(寄り付き)=小幅続落、利益確定売りに押される

 8日の東京株式市場は売りが優勢で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比54円安の1万544円と続落。日経平均株価は前日こそ押し目を形成したものの、最近の大幅な上昇から引き続き利益確定売りの出やすい環境。東証1部の騰落レシオは前日大引け時点で144%と依然として高止まりしている。前日の米国株市場ではNYダウが50ドル安と反落していることや、為替市場での円高修正の動きが一服していることから買い手控えムードが継続しているが、下値に対しても底堅く強弱観が相半ばしている状況だ。
 一方、新興市場への資金流入などにもみられるように、足もとは主力大型株の底上げ一巡から中小型株へ物色がシフトする動きもみられ、個別には依然として物色意欲の旺盛な展開が見込まれる。政府の緊急経済対策が11日に閣議決定される見通しにあり、これに対する思惑も全体の地合いを左右しそうだ。
 業種別には33業種中、高いのは7業種程度にとどまっている。石油、食料品、情報通信、陸運、小売などがしっかり。半面、証券、不動産、銀行、ゴム製品、その他金融などが利食いに押されている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)