年初からのドル買いの動きがやや調整

 
昨日の海外時間には、米シンクタンクが「ECBの追加利下げの可能性が低下している」としたことなどからユーロが買われました。また毎日新聞が「日銀が物価上昇率目標の達成時期を明記しない」などとしたこともあってドル円は上値の重い展開が続きました。

欧州時間、各国株価が利食い売りなどで下落する中、リスク回避の動きがやや強まってユーロドルは1.3010台まで、ユーロ円は114.10円台まで、ドル円も87.60円台まで下落しました。

NY時間になって、レスラー独経済技術相が「2013年に独経済は堅調な成長を見せると予想」などと述べたことや、米長期金利がやや反落したことからユーロの買戻しが強まって、ユーロドルは1.3060台まで、ユーロ円は114.80円台まで上昇しました。その後米シンクタンクレポートで「ECBが10日の定例理事会で利下げする可能性は低下している」としたことや「イタリアのベルルスコーニ前首相が来月の総選挙で勝利した場合でも、首相就任に固執しない姿勢も示唆した」と報じられたことなどからユーロは一段高となって、欧州株が安値から反発する中ユーロドルは1.3110台まで、ユーロ円は115.10円台まで上昇しました。この間ドル円は反発する局面もありましたが88円台に乗せる勢いはなく87円台後半での取引が続きました。

東京時間にはいってからは、毎日新聞が夜間に「安倍首相が求めている2%の物価上昇率目標の導入について、日銀は達成時期を明記せず、具体的な政策手段にも踏み込まない」と報じたこともあって円買いが強まり、ストップ・ロスを巻き込んで87.20円台まで下落しました。

今日の海外時間にはスイス・12月失業率、独・11月経常収支/貿易収支、ユーロ圏・11月小売売上高、ユーロ圏・11月失業率、ユーロ圏・12月業況判断指数、独・11月製造業受注の発表とバローゾ・欧州委員長の講演が予定されています。