東京株式(前引け)=続落、円安一服で主力株が売り優勢

 8日前引けの日経平均株価は前週末比50円安の1万548円と続落。前場の東証1部の売買高概算は18億6476万株、売買代金は9417億円。値上がり銘柄数は804、対して値下がり銘柄数は710、変わらずは158銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は前日の米国株市場が反落したことや、為替市場で1ドル=87円台半ばと円高修正が一服していることから主力株中心に利益確定売りの流れが継続している。東証1部の騰落レシオは前日大引け時点で144%と高止まりしており、足もとは高値警戒感がやや顕在化してきた形だ。ただ、下値には押し目買い意欲も強く、途中小幅プラス圏に浮上する場面もあった。先物主導でその後売り直されたが、政府の緊急経済対策が11日に閣議決定される見通しにあることで、政府の経済対策による景気浮揚効果に期待する買いが全体の下値を支えている。指数はマイナスでも値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回っていることが、全体の押し目買いニーズの強さを物語っている。
 個別にはオリコ、アイフルが大商いで反発。シャープ、ディーエヌエーなども買われている。このほか、ナカノフドー、不動テトラ、若築建など中低位の建設株が大きく値を飛ばしている。一方、野村HDが軟調、三菱UFJ、みずほなどメガバンクも売りが先行した。トヨタ、ファナックが安く、三菱地所なども値を下げた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)