東京株式(大引け)=90円安、円高修正一服で利食い継続

 8日の東京株式市場は前日の欧米株安や為替市場での円高修正一服を受けて利益確定の売り圧力が継続した。
 大引けの日経平均株価は前日比90円安の1万508円と続落。東証1部の売買高概算は35億1954万株、売買代金は1兆8725億円。値上がり銘柄数は565、対して値下がり銘柄数は1013、変わらずは116銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は前日に続いて軟調なスタートとなった。前日の欧米株が軟調で、米国ではNYダウが50ドル安と反落したほか、為替市場で一時1ドル=88円40銭近辺まで下落した円が、足もと87円台半ばまで買い戻されるなど、これまでのリスクオンの流れに巻き戻しの動きが出た。円高修正の一服は主力輸出株を中心に利食いの動きを誘発。また、ここ全体相場の上昇と出来高増勢を手掛かりに買われてきた証券株や、金融緩和期待で底上げの動きにあった銀行株などに売りがかさんだ。日経平均は前場中ごろにプラス圏に浮上する局面もあったものの、先物主導の裁定解消売りなども影響して後場は買いの気勢が削がれる格好となった。ただ、一方で下値には押し目買いニーズも観測。政府の緊急経済対策が11日に閣議決定される見通しにあることから、経済対策への期待感が低位の建設株などに買いを誘った。
 個別にはオリコ、アイフルの2銘柄が突出した大商いで急騰。ディーエヌエー、ソフトバンクなども高い。不動テトラ、若築建なども人気に。半面、野村HDなど証券株が安く、三菱地所、住友不など不動産株も大きく値を下げた。トヨタ、ファナックなども売られた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)