午後:債券サマリー 先物は小幅安、補正13兆円観測で金利上昇懸念も

 8日の債券市場では、先物中心限月3月限は小幅安。円安が一服し日経平均株価も下落に転じ、債券市場は総じて堅調だった。ただ、政府の経済対策に伴う国債増発懸念は強く、「金利上昇の懸念は膨らんでいる」(市場関係者)といい、30年債の利回りは2.005%と高止まりした。特に、「13.1兆円の補正予算を編成する」との観測に対しては、当初の10兆円が徐々に膨らんでおり「状況次第では国債の金利は一気に上昇する懸念も」(同)と指摘する声も出ている。
 このなか、この日、入札が実施された10年債(第327回債、クーポン0.8%)の最低落札価格は99円77銭(利回り0.825%)、平均落札価格は99円79銭(同0.822%)。テール(平均落札価格と最低落札価格の差)は2厘で応札倍率は3.5倍だった。全体的には「需要は良好だった」(アナリスト)との見方が出ていた。
 先物3月限は143円37銭で始まり、高値は143円53銭、安値は143円36銭、終値は前日比1銭安の143円43銭。出来高は3兆7939億円だった。10年債の利回りは前日比0.010%低下の0.825%、20年債は同変わらずの1.795%、30年債は同変わらずの2.005%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)