<株式トピックス>=世界最大の家電見本市「CES」にトヨタがロボットカー出品

 トヨタ自動車<7203.T>は、米ラスベガスで8日から始まった世界最大の家電見本市「CES」に、運転手がいなくても自動で走る「ロボットカー」展示している。この自動走行車は、自社開発の技術で、ハンドルやアクセルを操作しなくても、コンピューター制御により周囲の車や人を避けながら無人で走行するもの。さらに安全性を高め、交通事故の減少につなげるのが目的。
 トヨタは2008年に開発をスタートし、現在は米ミシガン州の公道で試験走行しているという。実用化の時期は未定だが、国内自動車メーカーで公開するのは初めてという。自分で運転しない自動車にどれほどの需要があるかは疑問だが、安全性を追求する技術力の向上という観点であれば、その意味は大きい。
 ところで、トヨタは1円の円安が約350億円の営業利益増益要因とされている。13年3月期の第2四半期以降の想定為替レートを1ドル=78円、1ユーロ=100円としている。13年3月期通期の連結営業利益を1兆500億円(前期比2.9倍)と想定しているが、現状の1ドル=87円台、1ユーロ=114円台での推移となれば、大幅な上方修正となることは間違いない。
 一方、大きなマイナス材料とされている中国での販売不振も、回復の兆しが鮮明になっている。トヨタの中国販売台数は、尖閣諸島をめぐる問題の影響が大きかった9月は前年同月比で約50%減。10月は44%減で、11月には22%減、12月は15.9%減と着実に回復トレンドを鮮明にしている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)