<マーケットアイ>=20兆円 緊急経済対策始動、復興、防災、インフラ整備に重点(2)

 復興・防災関連としては、老朽化した道路、トンネル、港湾、空港、鉄道などの公共インフラの点検・改修、再構築を重点的に実施する。具体的には、コンクリート構造物補修最大手で、耐震補強工事の増加が見込まれるショーボンドホールディングス<1414.T>、JR東日本<9020.T>が実施する1000億円規模の耐震補強工事で、受注増加が見込める鉄建<1815.T>、東鉄工業<1835.T>。橋梁維持補強工事や、津波対策としての人工地盤を手掛けるピーエス三菱<1871.T>

 横河ブリッジホールディングス<5911.T>、日本橋梁<5912.T>、駒井ハルテック<5915.T>、宮地エンジニアリンググループ<3431.T>の橋梁株。トンネルや橋梁の点検、補修に欠かせない高所作業車を手掛けるアイチコーポレーション<6345.T>、ダンプトラック首位の新明和工業<7224.T>、コンクリートポンプ・ミキサー車の極東開発工業<7226.T>などにも注目。道路関連では、舗装最大手のNIPPO<1881.T>や、前田道路<1883.T>。空港整備に欠かせない海洋土木工事の五洋建設<1893.T>、不動テトラ<1813.T>や空港ビルの賃貸管理を手掛ける日本空港ビルデング<9706.T>などが注目を集めそうだ。

 さらに、「成長による富の創出」の中では、電気自動車の充電設備の整備の方針も具体的に打ち出されている。電気自動車用の急速充電器では、東光高岳ホールディングス<6617>、富士電機<6504.T>、日新電機<6641.T>などに注目。

 また、iPS細胞、次世代スーパーコンピューター「京」といった先端研究開発の支援も具体化する。「京」は 富士通<6702.T>が開発し、いったんは、計算速度で世界1位にもなった。現在は、気象解析、新薬開発、耐震設計などに活用されている。また、iPS細胞関連では、遺伝子研究用試薬のタカラバイオ<4974.T>、コスモ・バイオ<3386.OS>。再生医療製品を製造するジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774.OS>、DNA自動抽出装置のプレシジョン・システム・サイエンス<7707.OS>も見逃せない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)