東京株式(前引け)=円安基調を横目に全般切り返す

 9日前引けの日経平均株価は前日比51円高の1万559円と反発。前場の東証1部の売買高概算は19億3933万株、売買代金は9726億円。値上がり銘柄数は903、対して値下がり銘柄数は623、変わらずは161銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は前日の米国株安や為替市場での円高修正一服を背景に朝方は利益確定売りの動きが継続、全体続落歩調でスタートしたが、その後は下げ渋り、日経平均は10時半過ぎにプラス圏に切り返している。全体手控えムードを増幅する要因となっていた足もとの円高歩調も、1ドル=87円台半ばまで急速に円安方向に切り返し、これを受けて輸出株などを中心に買い戻しが入り全体相場もプラス転換した。騰落レシオなどテクニカル面での過熱感は依然残るものの、11日に閣議決定を控える政府の緊急経済対策や、22日にかけて開催される日銀の金融政策決定会合での緩和期待を背景に押し目買いも厚い。海外ヘッジファンドの一角が過熱感から目先売りに動いているとの観測もあるが、全般は為替の円安に連動して腰の強さをみせた。個別にはオリコ、アイフル、野村HDなど商い上位の金融関連株が高く、トヨタ、ファナック、TDKなども買われた。セブン&アイ、日立なども堅調。半面、キヤノンが安く、ソフトバンクも冴えない。栗田工、中山鋼なども安い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)