東京株式(大引け)=70円高、円安を足場に朝安後切り返す

 9日の東京株式市場は朝方は100円を超える下げをみせたが、その後、為替市場の円安を足場に切り返し、一時1万600円台を回復した。
 大引けの日経平均株価は前日比70円高の1万578円と3日ぶり反発。東証1部の売買高概算は36億6709万株、売買代金は1兆9394億円。値上がり銘柄数は1132、対して値下がり銘柄数は437、変わらずは126銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は、前日の米国株安や為替市場での円高修正一服を背景にリスクオフの流れが継続、朝方は大幅続落歩調だったが、その後は為替市場で円安に振れるのを横目に急速に下げ渋り、10時半過ぎにプラス圏に切り返した。騰落レシオなどテクニカル面での過熱感は意識されるものの、11日に閣議決定を控える政府の緊急経済対策や、21~22日の日銀の金融政策決定会合での緩和期待が下値を支えた。また、政策期待は教育関連株にその思惑を広げ、学研HD、東京個別などが軒並みストップ高に買われ注目を集めた。海外ヘッジファンドの一角が過熱感から目先は売りに動いているとの観測も出ていたが、個別の物色意欲が相場の地合いを盛り上げている状況だ。
 個別にはアイフルが続伸、野村HD、三菱UFJなど金融関連株も切り返した。トヨタ、ホンダが買われ富士重が値を飛ばすなど自動車株も高い。日立、ファナック、TDKなども物色された。一方、ソフトバンクが軟調、ファーストリテも売りに押された。ファミリーマート、栗田工、神戸鋼なども安い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)