午後:債券サマリー 先物は変わらず、為替と株価動向を注視

 9日の債券市場では、先物中心限月3月限は前日比変わらずだった。為替と株式市場の動向に左右される状況が続き、円高・株安だった朝方は一時前日比20銭強上昇したが、後場は円安・株高に振れたことを受け、一時前日比でマイナス圏に転じ、引けにかけトントンの水準まで値を戻した。
 債券市場の基調は「国債増発による金利上昇懸念は強い」(大手証券)といい、特に20年債、30年債といった超長期債の利回りは上昇傾向にある。今後、補正予算の策定などで国債増発が現実となれば、一段と債券の利回りは上昇する懸念がある。ただ、円高・株安は債券市場には金利低下要因となるだけに、為替と株価に一喜一憂する状況は続いている。
 先物3月限は143円55銭で始まり、高値は143円67銭、安値は143円38銭、終値は前日比変わらずの143円43銭。出来高は4兆1905億円だった。10年債の利回りは前日比0.005%上昇の0.825%、20年債は同0.010%低下の1.785%、30年債は同0.010%低下の2.005%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)