<私の相場観>=上田ハーロー・マーケット企画部長 山内俊哉氏

 円安・ドル高基調はまだ続くだろう。2月下旬にはイタリア総選挙や米国の財政協議が始まる。それまではリスクがある状態が続き、円安局面が予想される。

 今月21~22日の日銀金融政策決定会合が関心を集めているが、「2%の物価目標」の導入などが見込め、基本的には大きな波乱要因にはならないとみている。

 ただ、安倍総理への期待でこれまで急ピッチの円安が続いただけに、同会合などを契機に一旦調整入りも考えられる。その場合、1ドル=86円台後半から85円台前半がサポートラインとなりそうだ。2月にかけては米企業の第4四半期決算や各種経済指標の内容次第ではテクニカル的には1ドル=91円台まで円安が進むことも予想できる。対ユーロでは1ユーロ=117円、対豪ドルでは1豪ドル=93~94円前後への円安を予想する。
 2月下旬にかけては欧州の緊縮財政が続くか、オバマ大統領と議会の関係がどうなるかが注目されそうであり、これらの要因が円安基調に変化をもたらす可能性はあるだろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)