再び円売りの流れ強まる

米10年債入札は不振
昨日の海外時間には、NYダウが上昇したことからリスク選好の動きが強まってドルが売られる場面もありましたが、英経済指標が弱い結果だったことや、米10年債入札結果を受けて米長期金利が上昇したことからドルが強含んだ一方、円売りが強まりました。

欧州時間序盤、欧州株式市場が上昇したことからユーロ買いが強まってユーロドルは1.3090台まで、ユーロ円は114.80円付近まで上昇し、ユーロ円の買いにつれ高となったドル円も87.70円台まで上昇しました。しかし、発表された英・11月貿易収支で赤字幅が予想よりも大きかったことからポンド売りが強まったことから、ユーロもつれ安となりました。さらにその後発表された独・11月鉱工業生産が予想を下回る結果となったことからユーロドルは1.3040台まで、ユーロ円は114.00円台まで、ドル円も87.40円付近まで下落幅を拡大しました。

NY時間になっても、欧州時間の流れを引き継いでユーロ売りが続き、ユーロドルは1.3030台まで下落しましたが、前日に発表されたアルコアの決算を好感したNYダウが上昇し、欧州株式市場も反発したことから、全般的にリスク選好の動きとなって、やがてドル売り、円売りが強まりユーロドルは1.3080付近まで、ユーロ円は115.00円台まで、ドル円も88.00円付近まで上昇しました。

NY時間午後にはいって、NYダウが買い一巡後反落する動きとなると、米10年債入札の結果をうけて米長期金利が反発する中対ユーロでのドル買いが強まって、ユーロドルは1.3040台まで、ユーロ円は114.50円台まで、ドル円も87.70円台まで反落しました。

東京時間にはいってからは、5・10日ということもあって仲値にかけて円売りが強まったことからドル円は88.20円台まで上昇しました。

今日の海外時間には英中銀(BOE)と、欧州中銀(ECB)の政策金利発表があります。両者とも据え置きの見通しですが、ドラギECB総裁の会見で近い将来の追加利下げの示唆や、マイナス金利への言及があるかが注目されます。ほかには加・11月住宅建設許可、米・新規失業保険申請件数、加・11月新築住宅価格指数の発表と、アスムッセン・ECB専務理事、ジョージ・米カンザスシティー連銀総裁、ブラード・米セントルイス連銀総裁、マックレム・加中銀上級副総裁の講演が予定されています。