<検証・話題株>=富士紡HD、好業績で株価急上昇も波乱展開(2)

 同社は従来繊維事業を中心としてきたが、最近では、研磨材部門が稼ぎ頭で、11年度の営業利益貢献は、全体の約73%にも達している。中でも、世界トップのLCD(液晶ディスプレー)ガラス基板研磨用が主軸。

 研磨材の供給能力が需要に追いつかない状態が続いており、同社は公募増資で調達した資金を投入し、不織布タイプ研磨材の生産能力を倍増させるとともに、付帯設備や後工程の能力を引き上げて早期の対応を目指す。

 昨年7月の業績上方修正は、13年3月期通期で、営業利益を38億円から52億円へ増額。さらに、11月の2度目の上方修正では、61億円(前期比74.3%増)へと上方修正した。

 来期の14年3月期についても、極めて旺盛な電子デバイス向けの研磨材の需要増加に加え、それに対応した増産を計画していることから、少なくとも通期営業利益で70億円(今期予想比14.7%増)程度の水準はクリアする見込み。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)