東京株式(大引け)=74円高、記録的大商いで続伸

 10日の東京株式市場は朝方から買い優勢、寄り後も1万600円台前半から後半のレンジで頑強な展開をみせた。大商いの中で後場も断続的に買いが続いた。
 大引けの日経平均株価は前日比74円高の1万652円と続伸。東証1部の売買高概算は41億7142万株、売買代金は1兆9712億円と大きく膨らんだ。売買高は東日本大震災直後の11年3月16日以来の高水準。値上がり銘柄数は1218、対して値下がり銘柄数は396、変わらずは83銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は、前日の欧米株高や為替市場での円安が景気敏感株を中心に物色意欲を増幅させ、朝方から広範囲に買いが優勢となった。東証1部の騰落レシオが前日時点で150%近辺と高水準にあるなど依然として過熱感を示しているが、金融緩和期待や景気対策への期待を底流に海外投資家の買い攻勢思惑、さらに個人投資家資金の参戦も観測され、全般は活況の様相を呈している。中国の12月の輸出が市場コンセンサスを大きく上回る急増をみせたことで、世界景気先行きに対する不安心理も緩和され、全体の買い人気を支えた。
 個別には三菱UFJ、みずほ、三井住友などメガバンクが買われ、ホンダ、トヨタなど自動車も堅調。東芝、ソニー、パナソニックなども物色された。また、井筒屋、ニチユはストップ高となった。日農薬、コープケミなども大幅高。一方、アイフル、オリコが急落、JAL、ファーストリテなども安い。リソー教育、進学会なども急反落となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)