午後:債券サマリー 先物は反発、国債増発を徐々に織り込む

 10日の債券市場では、先物中心限月3月限は反発した。円安・株高が進み、30年国債入札も内容は冴えなかったが、債券相場は底堅く推移した。
 注目された30年債(第37回債、クーポン1.9%)の最低落札価格は98円15銭(利回り1.999%)、平均落札価格は98円31銭(同1.990%)。テール(平均落札価格と最低落札価格の差)は16銭で応札倍率は3.5倍だった。特に、価格差が小さいほど良好とされるテールは前回の5銭から大きく開いた。「テールの拡大は驚くほどのものではないが、良いこととはいえない」(市場関係者)という。ただ、この日は財務省と市場参加者による会合が開催されており、市場関係者からは「国債増発は何とかこなせるのではないか」という見方が出ていることも、債券市場の底堅さにつながったようだ。
 先物3月限は143円38銭で始まり、高値は143円53銭、安値は143円36銭、終値は前日比3銭高の143円46銭。出来高は3兆1689億円だった。10年債の利回りは前日比0.005%上昇の0.825%、20年債と30年債の利回りはともに0.005%低下の1.785%、2.000%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)