外為サマリー:2年半ぶりの1ドル89円台乗せ、円売り加速で全面安の状況

 11日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=89円14~15銭近辺と前日午後5時時点に比べ86銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=118円24~28銭と同2円88銭の大幅な円安・ユーロ高で推移している。
 円は全面安。対ドルでは2010年7月以来、2年半ぶりの1ドル=89円台乗せ、対ユーロでは2011年5月以来、1年8カ月ぶりの118円台を記録している。政府による「2%物価目標」要請など日銀への圧力が高まっているほか、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が「ユーロ圏は今年後半から回復に転じる可能性」を指摘。ユーロが対ドルで上昇し、リスクオン姿勢からの円売りも強まった。さらに、11月の経常赤字は2224億円と1月以外では1985年以来、初の赤字となったことも円安を加速させた。円は4日の1ドル=88円40銭台を抜き1ドル89円台とへ乗せたことで「次の目立ったフシはない状態」(アナリスト)にあることも、円売りに拍車をかけている。
 ユーロ・ドル相場は、1ユーロ=1.3264~65ドルと前日午後5時時点に比べ0.0197ドルのユーロ高・ドル安となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)