東京株式(前引け)=円安進行を背景に新値街道へ

 11日前引けの日経平均株価は前日比127円高の1万780円と反発。大発会でつけた年初来高値1万688円(終値ベース)を払拭した。前場の東証1部の売買高概算は20億5079万株、売買代金は1兆1748億円と高水準。値上がり銘柄数は957、対して値下がり銘柄数は564、変わらずは167銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は前日の米国株高や、足もとの円安進行を背景に大きく買いが先行して始まったが、その後も継続的に買いが続いた。為替市場では一1ドル=時89円台には入るなど2年半ぶりの水準まで円安が進行、これを好感して輸出株を中心に買いの矛先が向いている。また、ECBのドラギ総裁が記者会見で金融市場の落ち着きや景気先行きに強気な姿勢を示したことなどを背景にユーロも強い動きで全体に買い安心感を与えている。3連休前の週末であることや中国経済統計の発表などを控えて寄り後は利益確定の売りも出ているが、下値には買い意欲も強い。
 個別にはアイフル、シャープが買われたほか、ファーストリテが急騰。トヨタ、ホンダなど自動車株もしっかり。アステラス薬、武田なども高い。半面、KDDIが軟調、井筒屋、コープケミ、学研HDなども値を下げている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)