<私の相場観>=国際テクニカルアナリスト 武蔵 宗久氏

 今年は、主要国の株式市場が、強気に推移しそうだ。昨年来、弱気の材料だった①EUでのギリシャ問題など②新興国の景気減速③米国の財政問題に対して、昨年末からマーケットは大きく反応した。

 主要国の株価は、昨年の安値から、DAX(独)は30%、CAC(仏)は26%上昇し、SENSEX(印)は24%、ボベスパ(ブラジル)は20%の上昇。NYダウは年初に大幅上昇し、悪材料を完全に織り込んだ。東京市場でも、日経平均は約2カ月で23%の急騰となっている。

 リーマン・ショック以降のNYダウを「エリオット波動」による長期波動で検証すると、2009年3月9日の6547ドルで大底を確認した後、第1の上昇波動は2011年4月29日の12810ドルまで6000ドル以上上昇。第2の調整波動では約30%調整し1万655ドルまで値下がりし、下降波を形成した。

 その後、株価は上昇に転じ、現在の1万3000ドル台で第3の上昇波動を形成中で、2007年10月9日の史上最高値1万4164ドルを上回ることが目標値として想定される。その期待から東京市場も上昇、日米の指数が相当接近するだろう。個別では三菱商事<8058.T>とフェイスブック(FB)に注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)