緊急経済対策でどう変わる市場= 全般織り込みも先高期待は強い 松井証券 窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト

 きょう安倍政権が緊急経済対策を閣議決定したが、既に建設関連から教育関連に至るまで関連銘柄はひと通り物色されており、その意味では復興・防災対策をはじめとする一連の施策は相当部分相場に織り込まれてしまっているともいえる。ただ、それでも、成長戦略への期待を背景に相場の強い流れは当面変わらないのではないかとみている。
目先的には確かに指摘されるように過熱感は否定できない。松井証券の信用評価損率をみても1月4日以降ほぼゼロ%の状況が続いており、これまでの例からは天井のシグナルだが、過去例外もあった。それは05年の小泉首相の郵政解散選挙の時で、この時は過熱状態のまま約2カ月程度上昇相場が継続した。今回も上昇の材料が同じ政治的背景によるもので、過熱相場が想定以上に長続きする可能性もある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)