外為サマリー:1ドル89円台へ円安進行、経常収支の赤字など円売り要因に

 11日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=89円04~05銭近辺と前日午後5時時点に比べ76銭の円安・ドル高。対ユーロでは118円12~16銭と同2円96銭の円安・ユーロ高だった。
 円は、対ドルで朝方に一時1ドル=89円34銭をつけるなど2010年7月以来、2年半ぶりの1ドル=89円台乗せを記録したほか、対ユーロでも一時1ユーロ=118円59銭と2011年5月以来、1年8カ月ぶりの118円台に乗せた。その後、昼にかけ1ドル=88円台に下げ渋る場面があったが、午後に入り再度、円売りが膨らんだ。日銀の追加金融緩和期待に、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の欧州景気への前向きな発言、さらに日本の11月の経常収支が赤字を記録したことなどが重なり、円は全面安となった。今後の米国企業の四半期決算や景気指標次第では、「米景気回復期待からドル高・円安が進む公算も」(アナリスト)といい、1ドル=90円も視野に入れた一段の円安観測も出ている。
 ユーロ・ドル相場は、1ユーロ=1.3258~59ドルと同0.0191ドルのユーロ高・ドル安だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)