来週の為替相場見通し=1ドル90円台視野に入れた円安も

 来週の東京外国為替市場は、1ドル=90円乗せを試す局面となりそうだ。予想レンジは88円50~91円00銭、1ユーロ=117円00~119円50銭。10日の東京市場で、円は1ドル=89円台に乗せた。この要因には日銀の追加緩和観測に、欧州経済の年後半回復期待がある。また日本の11月の経常収支が赤字となったことも円売り要因となった。円売り要因は揃っており、特に21~22日の日銀金融政策決定会合までは円売り基調が続く可能性がある。ただ、市場には「日銀会合を機に一旦利食いも」(FX業者)という見方もあり、徐々に円売りに警戒感が高まる可能性もある。とは言え円安のモメンタムは強く、週後半までは一段の円下落が予想される。来週は、目立った経済指標はあまりないが15日の米小売売上高や16日の日本の機械受注、18日の中国10~12月期実質GDPなどが注目される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)