緊急経済対策発表を受け円売り強まる

日銀総裁人事への期待で週明けも円安
金曜日の海外時間には、東京時間に発表された緊急経済対策が好感されたことから円売りが強まりました。一方ユーロは、米大手投資銀行がユーロ買いを推奨したことなどから買いが強まりました。

欧州時間、発表された英・11月鉱工業生産が予想を下回ったことからポンドが売られたことにつられユーロもやや売られる場面もありましたが、ユーロは狭いレンジ内の取引に終始しました。一方ドル円は米長期金利がやや低下したことなどから上値の重い展開が続き、一時88.70円台まで下落しました。

NY時間になって、米投資銀行大手ゴールドマン・サックスがユーロドルはさらに上昇するとしてユーロ買いを推奨したことからユーロ買いが強まる中、発表された米・11月貿易収支で赤字幅が予想を上回ったことからユーロが一段高となってユーロドルは1.3360台まで、ユーロ円は119.30円台まで上昇しました。一方ドル円は、東京時間に発表された緊急経済対策を好感したこと、ユーロ円の買いにつられたこと、米長期金利が反発したことなどから、東京時間の高値を上回って89.40円台まで上昇しましたが、米長期金利が反落したことなどから88.80円台まで下落しました。

NY時間午後にかけてユーロは小動きに終始しましたが、ドル円の下値では買いが優勢となってドル円は再び89.20円台まで上昇しました。

週明け、東京市場休場で薄商いの中、週末に安倍首相が次期日銀総裁人事に関して「大胆な金融緩和を実行できる人、われわれの主張に合う人」と述べたことなどから円売りが強まって、ドル円は89.60円台まで、ユーロ円は120.00円付近まで上昇しています。

今日の海外時間にはユーロ圏・11月鉱工業生産の発表があるほか、ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁、ロックハート・米アトランタ連銀総裁、ピーター・プラートECB専務理事、バーナンキ・米FRB議長の講演が予定されています。