【買い】共立印刷(7838)流動性の向上が注目ポイント。目先のターゲットプライスは・・・=向後はるみ

●注目ポイント
12年11月15日、株式の立会外分を実施しました。分売株数は200万株、分売値段は218円でした。実施の目的は、同社株式の分布状況の改善および流動性向上を図るためです。なお、この結果、同社代表取締役会長の野田勝憲氏の所有株式数は異動前の448.26万株(議決権比率10.77%)から248.26万株(同5.96%)となりました。
この分売実施による流動性の向上が注目ポイントであり、評価材料です。

今13年3月期通期連結業績予想は、売上高は365億円(前期比3.4%増)、営業利益は18.5億円(同15.1%増)、経常利益は15.7億円(同16.3%増)、当期純利益は8.3億円(同0.7%増)と、増収・2桁営業増益見通しです。これもポジティブ材料です。

同社は、オンデマンド印刷機やバリアブル印字機、圧着機を駆使したダイレクトメール等付加価値の高い印刷物の拡販を強化しています。また、オフセット輪転印刷についても生産性向上、コスト管理を徹底し、電力費の値上げを含む原価高のなか、収益性を高めることに努めています。その結果、前第1四半期に震災の影響で落ち込んだ売上高が回復するとともに、前第2四半期から連結対象とした子会社の業績も堅調に推移しています。

テクニカル的には、日足ベースの一目均衡表の雲上限(11日現在、245円)、200日移動平均線(同、246円)を、11日終値(249円)で上抜けたため、上昇ピッチ加速局面が到来すると認識しています。超目先的には12年10月31日と11月1日
とで空けた窓(268円~283円)埋めが意識され、283円を上抜けば、次は、12年2月17日の327円を目指す展開を想定しています。