外為サマリー:1ドル89円50銭台へ円安進む、日銀総裁人事への思惑も円売り要因

 15日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=89円53~54銭近辺と前週末午後5時時点に比べ50銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=119円82~86銭と同1円66銭の大幅な円安・ユーロ高で推移している。
 円は対ドルで大幅続落。安倍首相が日銀に求めている2%物価目標を「長期ではなく中期にすべき」との見解を示したほか、新たな日銀総裁に金融緩和に積極的な人材をあてるとの観測から円売りが強まった。14日には海外市場で一時1ドル=89円67銭と2010年6月下旬以来、約2年半ぶりの円安・ドル高を記録している。
 円は対ユーロでも大幅安。欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測が後退し、ユーロはドルに対して上昇。つれてユーロは14日に対円でも一時1ユーロ=120円12銭前後と2011年5月以来の円安・ユーロ高を記録している。
 ユーロ・ドル相場は、1ユーロ=1.3379~80ドルと前週末午後5時時点に比べ0.0107ドルのユーロ高・ドル安となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)