東京株式(前引け)=利益確定売りこなし大幅続伸

 15日前引けの日経平均株価は前週末比136円高の1万937円と4日続伸。一時1万950円台まで買われ、2010年4月以来2年9カ月ぶりの1万1000円大台を視界にとらえている。前場の東証1部の売買高概算は19億5929万株、売買代金は1兆359億円と前場で1兆円大台を上回った。値上がり銘柄数は1216と全体の7割超の銘柄が上昇、対して値下がり銘柄数は342、変わらずは121銘柄だった。
 きょうの東京市場は世界株高、為替の円安という環境を引き続き享受して、主力株をはじめ幅広く買いが流入した。為替市場では、足もとこそやや円高方向に戻してはいるものの、1ドル=89円20銭近辺、1ユーロ=119円40銭近辺の推移と円安水準にあり、景気敏感株を中心に買い安心感を与えている。21~22日に開催される日銀の金融政策決定会合での金融緩和期待が物色人気を支える中、ソニーやリコーなど主力電機株にフシ目の4ケタ大台を回復する銘柄が相次ぐなど、全体の先高期待を増幅している。
 個別には売買代金上位の主力株は全面高様相で、上位30傑の中で前週末比マイナスだったのはシャープ、ファナックの2銘柄のみ。トヨタが堅調、パナソニック、コマツなども高い。アイフル、オリコが買われ、ディーエヌエー、ファーストリテなども値を飛ばした。このほかレナウンが急騰し値上がりトップに買われたほか、長谷工も大幅高。半面、オンワードHD、航空電、TDKなどは下げている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)