甘利経済再生相の発言で円買戻し強まる

ドル円、一時89.60円台まで上昇
昨日の東京時間には、東京市場休日で薄商いの中、週末に安倍首相が次期日銀総裁人事に関して「大胆な金融緩和を実行できる人、われわれの主張に合う人」と述べたことなどから円売りが強まって、ドル円は89.60円台まで、ユーロ円は120.10円台まで上昇しました。海外時間には、利食い売りが強まる場面もありましたが、NYダウなどが反発したことから再びドル売り、円売りの流れとなりました。

欧州時間、金曜日から月曜日のアジア時間にかけてユーロが大きく買われた後だったことから利食い売りが先行して、ユーロドルは1.3340台まで、ユーロ円は119.20円台まで反落しました。しかし、欧州株が買われたことからユーロは反発し、ユーロドルは1.3390台まで、ユーロ円は119.60円台まで上昇しました。その後、発表されたユーロ圏・11月鉱工業生産が予想を下回ったこともあって再びユーロ売りが強まり、ユーロドルは1.3350台まで、ユーロ円は119.20円台まで下落しました。この間ドル円は米長期金利が低下したこともあってじり安となり89.20円台まで下押ししました。

NY時間序盤は、欧州時間の流れを引き継いでユーロドルは1.3330台まで、ユーロ円は118.90円台まで、ドル円も89.10円台まで下落幅を拡大しました。しかしNYダウなどが急激に反発したことからユーロも買戻しが優勢となりました。NY時間終盤にはNYダウが上昇幅を拡大したことからリスク選好の動きとなって、ユーロドルは1.3390台まで、ユーロ円は119.70円台まで、ドル円は89.40円台まで上昇しました。

東京時間にはいってからも、日経平均が上昇する中円売り動きが続き、ドル円は89.60円台まで、ユーロ円は120.00円付近まで上昇しました。しかし、ドル円、ユーロ円などが前日の高値を上抜けることかできなかったことでやや利食い売りが優勢となったところで甘利経済再生相が「過度な円安になれば輸入物価にはねかえる。国民生活にはマイナスの影響も出てくる」などと述べたことから急激に円買いが強まって、ドル円は88.60円台まで、ユーロ円は118.50円台まで反落しました。

今日の海外時間には独・12月消費者物価指数、英・12月生産者物価指数/消費者物価指数/小売物価指数、ユーロ圏・11月貿易収支、米・12月生産者物価指数、米・12月小売売上高、米・1月NY連銀製造業景気指数の発表があるほか、ローゼングレン・米ボストン連銀総裁、コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁、プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁の講演が予定されています。