東京株式(大引け)=4日続伸も円安一服で後場伸び悩む

 15日の東京株式市場は朝方から買い優勢、一時日経平均株価は1万950円台まで買われたが、ザラ場中に円が買い戻されたのを横目に引けは伸び悩んだ。
 大引けの日経平均株価は前週末比77円高の1万879円と4日続伸。東証1部の売買高概算は34億5412万株、売買代金は1兆9501億円。値上がり銘柄数は1050、対して値下がり銘柄数は518、変わらずは127銘柄だった。
 きょうの東京市場は世界的な株高や為替の円安進行を背景に大幅続伸でスタート。その後も前場は利益確定売りをこなし高値圏で強調展開を続けた。世界的にリスク選好ムードが強まる中で、為替市場では朝方1ドル=89円台半ばの推移と円安でもみ合い、主力株を中心に買い意欲を後押しした。指標面からは過熱感を示しているが、21~22日に開催される日銀の金融政策決定会合を前に、物価上昇率2%目標を念頭に置いた金融緩和シナリオが市場に浸透していることが、下値を支えている。
 ただ、後場に入ると為替市場で円買い戻しの動きが顕在化し、これを受けて全般株価も伸び悩んだ。甘利経済財政相が午前の閣議後記者会見で「過度な円安は国民生活にマイナスの影響も出てくる」との認識を示したことが円安一服の引き金となったとみられている。
 個別にはディーエヌエー、グリーが上昇したほか、ファーストリテが高く、三菱重、コマツなども買われた。レナウン、MUTOH-HD、日本化成など低位の材料株も急騰している。半面、朝高のトヨタ、ホンダが軟調に転じ、ファナックは大幅安。シャープも値を下げた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)