外為サマリー:1ドル89円ライン挟み一進一退、甘利発言で円買い戻しも

 15日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=88円98~99銭近辺と前週末午後5時時点に比べ5銭の円高・ドル安。対ユーロでは118円81~85銭と同65銭の円安・ユーロ高だった。
 円は対ドルで14日に海外市場で一時1ドル=89円67銭をつけ、15日も朝方は89円50銭前後の円安・ドル高で推移していた。ただ、昼前に甘利明経済財政・再生相による「(過度の円安は)輸入物価に跳ね返り国民生活にマイナス」との発言が伝わると、これを機に円買い戻しが入り、1ドル=89円前後へと一気に円高・ドル安に振れた。新年に入り連日の円安・ドル高となり、昨年末から3円強の円安が進んでいただけに、利益確定の円買い戻しが入った格好だ。
 来週21~22日には日銀金融政策決定会合が開催されるが、「投機筋には同会合の前後で一旦、ポジションを閉じる向きも」(アナリスト)という見方も出ている。フシ目となる1ドル=90円を目前に、市場には目先強弱感も台頭し始めている。
 ユーロ・ドル相場は、1ユーロ=1.3354~55ドルと同0.0082ドルのユーロ高・ドル安だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)