甘利経済再生相「過度な円安国民生活にマイナスの影響も」

高値買いに要注意
昨日のエントリーで 

>90円台に乗ってきた場合は円安進行に対して水を差すような発言があるかもしれないので注意が必要

と書きましたが、今日89円台後半だったにも関わらずさっそく甘利経済再生相が閣議後の会見で

「過度な円安になれば、今度は、輸入物価に跳ね返ってくる。輸出に追い風でも国民生活についてマイナスの影響も出てくる」
「輸出と国民生活への悪影響を最小にする、そこの最大公約数のところで収まってくれることを期待をしている」

と、一本調子の円安の動きをけん制するような発言をしました。

昨日の高値を上抜けずにやや利食い売りがでていたところでこの発言が報じられたことから、短期のストップ・ロスも交えて30分あまりで高値から約1円の円高水準まで一気に下落しました。その後、88円台では押し目買いも出ていることから下げ渋ってはいますが、89円台では逆にポジションを軽くしたい向きの売りも出ている模様で一進一退の動きとなっています。

昨日のエントリーでもご紹介しましたが、甘利大臣は週末に

「かなりいいところまで来ている。あまり放置して『3けた』を過ぎていくと、輸入価格が国民生活にのしかかってくる。うまいハンドリングをしないといけない」

と述べていますので、今の水準で「国民生活にマイナスの影響が出る」とは考えていないと見られますが、海外勢には格好の利食いのきっかけを与えた形になりました。

今後も余り円安の動きが一本調子で続く場合は、海外からの円安誘導に対する懸念発言も予想できるため、大幅な反落とならない程度の牽制発言は出ると予想できます。

したがってここからのトレードでは高値圏を買うことは我慢して、今日のような押し目を待って買う、ということが大切でしょう。