<マーケットアイ>=バイオ関連株が集中人気、iPS細胞利用の再生医療を促進(1)

 きのう15日の東京株式市場は買い優勢。日経平均株価終値は、前週末比77円高の1万879円と4日続伸。ただ、後場は外国為替市場で円買い戻しの動きが顕在化し、これを受けて全般株価も伸び悩んだ。甘利明経済財政相が午前の閣議後記者会見で「過度な円安は国民生活にマイナスの影響も出てくる」との認識を示したことが円安一服の引き金となった。こうしたなか、集中人気を集めたのが新興市場を中心としたバイオ関連銘柄。先週末に決定した緊急経済対策にも盛り込まれ、継続注目テーマとなりそうだ。

 先週末11日に閣議決定した「日本経済再生に向けた緊急経済対策」中で、「民間投資の喚起による成長力強化」の重要課題として、医療関連イノベーションの促進が挙げられている。具体的には、(1)iPS細胞などを用いた再生医療研究加速のための施設・設備整備、自動培養装置の設置加速、(2)革新的医薬品の創出などの推進、医薬基盤研究所での創薬支援機能の強化、(3)iPS細胞などの再生医療臨床応用実用化に向けた人材養成のための体制整備、開発途上国向け医薬品研究開発の促進――などを実現する。

 iPS細胞は、人間の皮膚などの体細胞に極少数の遺伝子を導入し、数週間培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力と、ほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化するもの。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)